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ボブ・マーリー ONE LOVE の感想(2024-5-18鑑賞)

ボブ・マーリー ONE LOVE の感想(2024-5-18鑑賞) ネタバレなし映画感想
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ボブ・マーリーを実はよく知らない自分が観てきました。

洋楽は学生の頃はよく聴いていましたが、レゲエはなぜか邦楽から入ってしまったという自分。

ボブ・マーリーという名だけは聞いたことがある程度としても、この映画を観た後に、なぜあの時ちゃんと聴かなかったんだと後悔しました。

タイトルの「ONE LOVE」。

ボブ・マーリーが掲げるこの言葉には、彼の様々な想いが詰まっていました。

そして彼の事を、この映画を通して知る事ができてよかったと思ったくらいに感動しました。

伝説のアーティストの生涯を描く映画作品はここ最近多いですが、この手の映画って真実性とサウンドの再現て重要だと思うんです。

例えば…

※配信期間は未定であり今後レンタルに移行、配信停止の可能性もあります。

など、これまでもいろんな作品がありました。

自分はどれも好きですが、特に何度も観てしまうのが「ドリーム・ガールズ

ザ・スプリームスがモデルと言われてるだけで生涯の物語ではないのですが、ついつい観てしまいます。

今作「ボブ・マーリー ONE LOVE」はボブ・マーリーのご家族がプロデュースだけに真実性が高い。

これが観ようと思った決め手になりました。

マーリーファミリーがプロデュースだからこそのリアル

妻のリタや息子のジギーなどのマーリー・ファミリー、さらにザ・ウェイラーズのメンバーなど当時のボブを知る人々が製作に深く関与。ジャマイカでの撮影も実際のロケーションで行われ、首相や文化庁が全面サポートする国家的プロジェクトに。

公式サイトより抜粋

こういう所重要だと思ってまして。

素人だからこそ、真実を知っている方々のプロデュースが観たい。

しかも国家的プロジェクトとか凄すぎる。

それぐらいボブ・マーリーは偉大なんですね。

そして驚いたのがボブ・マーリー36歳の若さで亡くなっていた事…。

伝説のアーティストって早く亡くなる方が多い気がします。

それぐらい魂削ってるんですかね。

ラスタ・ファリ運動

この映画、ジャマイカの歴史と連動しており、知らない事を知ることができたことも観てよかった理由の一つ。

よくファッションで「ラスタカラー」という色が存在しますが、勝手にジャマイカの明るいイメージを想像してただけに実は深い意味があったという。

気軽に着ていた自分が恥ずかしい…。

ラスタ・ファリ運動とは、1930年頃にジャマイカの労働者階級と農民を中心にして発生した宗教的思想運動の事で、一部のエリートに支配されていたジャマイカ市民の運動の事らしいです。

基本、聖書を元にした運動らしいのですが、この運動をもっとも支持し広めたのが「ボブ・マーリー」その人だったようです。

そしてその運動でボブ・マーリーが掲げた色がこのラスタカラー。

アフリカの血、太陽、緑の大地などの意味あるらしいです。

映画では、わりと宗教的な用語やこの「ラスタ」という言葉が使われるので少し困惑しましたが、勉強になったのも事実でした。

ボブ・マーリー伝説のアルバム「エグソダス」


当時タイム誌にとりあげられるくらいに世界を魅了した「エグソダス」

ザ・ウェイラーズと呼ばれるバンドがボブ・マーリーと出会うシーンはとても印象的でしたが、彼らと組んだ後のアルバムでイギリス、オランダ、ノルウェー、スウェーデン、アメリカ、オーストリアを駆け巡り世界中の人々を熱狂させるシーンが圧巻。

当時こんな事が起きていたんだと、自分も興奮しました。

しかし、そんな裏で奥さんのリタ・マーリーさんの苦悩。

ボブ・マーリーは一夫多妻制を主張し、不倫しまくりで子供も沢山という地獄絵図。

しかも、その不倫相手の子も面倒みていたというリタさん。

ガチギレして当たり前だわほんと…。

というわけで今作、劇場で観るべきかどうかですが…

  • ボブ・マーリーの家族がプロデュースというだけに真実性が強い物語を堪能できる。
  • 当時伝説だった「エグソダス」の公演をスクリーンで疑似的だが体感できる。
  • ジャマイカの歴史の一つを知る事が出来る。

以上くろいぬでした。

 

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