どうも、くろいぬです。
M・ナイト・シャマランの娘であるイシャナ・ナイト・シャマランの初監督作品「ザ・ウォッチャーズ」を観てきました。
世間では感想が割れている感じでしたが、自分的には良作。
父親譲りの雰囲気を保ちつつ、ホラー味半分、ファンタジー半分。
今回はそんな「ザ・ウォッチャーズ」の感想を書いていこうと思います。
謎の森、謎の部屋、謎の監視者。
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今回の物語は、主人公ミナが他3人と共に監視者と呼ばれる者達から、身を守る為にガラス張り部屋に立てこもるという内容。
冒頭から森で、ある男が監視者らしき者に襲われるシーンから始まります。
その後、主人公ミナ演じるダコタ・ファニングが指定された場所に鳥を届けるという唐突な展開になり、謎の森に迷い込みあげくにスマホや車が突然故障してしまう。
そして薄暗い森に怯えながら、ようやく謎の部屋に辿り着くと、そこには既に老婆と若い男女が森から避難していたのでした。
そして新参者である、ミナに告げられる三つのルールが告げられる。
- 「監視者に背を向けてはいけない」
- 「決してドアを開けてはいけない」
- 「常に光の中にいろ」
まるでグレムリンを飼うような設定に、観ている側もこのルールでわくわく。
森には、ジュラシックパークのような演出で、草木が揺れ謎の声が飛び交う。
そしてこのルールを破ればどうなるのかという恐怖心を植え付けられるのだ。
前半はホラーテイスト
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すでに立てこもる3人と主人公は顔見知りではない。
だが、この3人と共にこの森からいかに脱出するかが前半となる。
暗い森、ガラス張りの部屋、逃げられない恐怖。
そしてキーとなる「鳥」の存在。
びっくり演出もあれば、監視者の時折見せるおぞましい姿で恐怖心をあおる。
どこかゴシックホラーな雰囲気で、様々なホラーテイストがあり面白い。
そして、4人のお互いの素性も少しづつ明らかになっていく。
そして見つけ出す、新たな道。
森から脱出する為に試行錯誤していく展開は、よくあるホラー展開でもあるのだが、シャマランらしい暗闇の演出は個人的に好きです。
いまだに、シックスセンスがシャマランの代表作のイメージが強いですが、オールドやヴィレッジもおすすめです。
まだ観た事ない人は是非観てみてください。
そういえば、ダコタ・ファニングってあんまり思い入れなくて、つい宇宙戦争の頃を思い出すんですよね。
公開日が2004年て、もう20年も経過したんだなーと感慨深いです。
後半はファンタジー要素あり。
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あの森から脱出できるのか?がこの映画のテーマですが、実は前半と後半、若干雰囲気が変わってくるんですよね。
もちろんホラーベースなのは変わらないのですが、あの「監視者」の正体が一体なんなのかが後半で明らかになるのです。
その正体がわかることで、この映画の世界観がぐっと広がりまるで海外のラノベを思わせる。
そんなファンタジー小説のような展開は、個人的には好きでした。
オチもどことなく寂しいと恐怖が入り混じる感じで、今後もこの世界観を続けるのであれば続編を期待したいと思ってます。
雰囲気的にパンズ・ラビリンスを思い出しましたね。
逆に言えばB級感も強くなり、ここらへん好き好き別れそうです。
というわけで今作、劇場で観るべきかどうかですが…
![くろいぬ](https://kuroinu-oshikatsu.com/wp-content/uploads/2024/05/OIG2.CIosGhty.jpg)
スクリーンおススメ度数
- シャマランの娘の映画を是非スクリーンで観たい。
- 暗闇、謎の部屋、監視者という謎の存在といったホラー演出を感じたい。
- ゴシック感がある作品が好きなら。
気になる方は是非。
以上くろいぬでした。